マツダ真空管
戦前。 マツダ真空管は昭和10年代の家族を描いている。 明治に逆戻りしたかのように、個性を消した自己主張のない母(または妻)。 それに、戦役へ駆りだされた男たちを埋め合わせするかのような祖父。 また女の子だけが存在する点に、第一子の男子がすでに入営している事情を暗示させる。 むろん、夫は戦地である。